巨額赤字の任天堂、復活は可能か

2014年1月24日 07:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 任天堂は2014年3月の業績予想を大幅に下方修正した。売上は予想より3300億円少ない5900億円であり、当期利益も当初の黒字予想に反し350億円の赤字になるという(Bloomberg.co.jpITmedia)。

 この大幅な下方修正はWii Uの販売不振などが大きく影響している。去年4月からの1年間で900万台販売するとしていたWii Uの販売台数は実際には280万台に留まるとのことで、販売開始から6週間で420万台を達成したソニーのPlayStation 4および300万台を達成したMicrosoftのXbox Oneと比較しても引けを取っている。ハードウェアの低迷は当然ソフトウエアの売り上げにも響いており、ソフトウェアの販売見通しは予想の半分に引き下げられた。カジュアルゲーマーをターゲットとした市場を切り開こうとしていた任天堂の前にスマートフォンやタブレットの大きな壁が立ちはだかったことも痛手となった。

 同社の岩田聡社長は引責辞任を否定しており、今後は「早期にビジネスの勢いを回復させることが何よりの責任」として「ゲーム以外の新たな事業構造を考え」ながら業績回復に務めるとしている。

 任天堂がこの不振から脱却するには何が必要なのだろうか?slashdotでは任天堂の復活案として「コンスタントに売れているニンテンドー3DSに集中してまともなゲームを出し続けろ」といった意見や「ハードウェアビジネスから早く脱却すべし」といったコメント、また「スマホにマリオを移植せよ」といった意見等が寄せられている。

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