古代ローマ人はキリンやフラミンゴの肉まで食べていた?

2014年1月7日 06:00

印刷

記事提供元:スラド

eggy 曰く、 紀元79年にヴェスヴォイ火山噴火の火砕流に埋もれた、古都ポンペイの非上流階級地域の発掘を10年間行ってきたSteve Ellis准教授率いるシンシナティ大学考古学者チームによると、ポンペイ市民はウニやフラミンゴ、キリンの脚など、イタリア外から輸入された珍しい食品も食べていたそうだ(International Business Timesslashdot)。

 発掘された建物の多くはかつてはレストランであり、建物の下水管やトイレからは石灰化及び炭化した食事の残り物が見つかったとのこと。ここから、穀物、果物、オリーブ、レンズ豆、地魚、ナッツ、鶏卵が手頃に入手でき一般的に食されていたことが分かったそうだ。さらに、ウニやフラミンゴ、キリンの脚なども発見された。古代ローマ発掘でキリンの脚が見つかったのは今回が初めてという。

 キリンの脚がポンペイの標準的なレストランで見つかったことは、当時、野生動物を扱った長距離貿易がなされていたことを示すだけでなく、非エリート層の食事内容も多様で豊かであったことが分かるとしている。

 スラッシュドットのコメントを読む | ニュース

 関連ストーリー:
バチカンの機密文書館、設立400年を記念して歴史的文書を公開 2011年08月14日
ローマに来春「ゲーム博物館」がオープン 2010年11月10日
バチカン天文台長、宇宙人の存在について語る 2008年05月16日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事