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「爆風スランプ」のファンキー末吉氏とJASRACとの訴訟、裁判が始まる
usagito 曰く、 バンド「爆風スランプ」のドラマー・作曲家として、また中国・北朝鮮での「ロック伝道」活動でも知られるファンキー末吉氏が、著作権使用料不払いとしてJASRACに訴えられ(JASRACのリリース)、裁判が始まった(ファンキー末吉ブログ)。
ファンキー末吉氏が、自身が経営するライブハウスでの楽曲演奏に伴う著作権使用料の分配方法に疑問を抱き、JASRACに明細の提示を求めたこと。著作権使用料を払わないつもりはなく、法務省に供託金として預け続けているという。JASRACの申し立てで2012年2月に調停が始まったものの、そのなかでJASRACは主張を変更。調停不成立として、2013年10月に訴訟を起こした。
裁判に至る経緯は、本人公認のサイト「ファンキー末吉支援者の会」にも詳しい。この裁判を通じて、わが国の音楽著作権管理事業をほぼ独占しているJASRACの業務実態を垣間見ることができるかもしれない。
JASRACはライブハウスなどに対し演奏した曲数ではなく、年間一定額での包括許諾という形で契約を行っている。JASRACのWebサイトによると、JASRACに支払われた著作権料はサンプリング調査もしくは曲目報告によってその著作権者に分配されるとのことだが、分配に関する計算方法が不明瞭であるというのがファンキー末吉氏の主張だ。
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