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米国での白熱電球の段階的な廃止時期、米国人の半数以上が把握していないとの調査結果
米国で最もよく使われている60ワットと40ワットの白熱電球は2014年1月に生産が中止されて段階的に廃止となるが、電球メーカーOsram Sylvania の調査によると、回答者の半数以上がこのことを知らなかったそうだ(調査結果: PDF、Computerworldの記事、本家/.)。
多くの国とは異なり、米国では白熱電球の生産・販売が禁止されてはいない。ただし、2007年のエネルギー自給安全保障法(EISA)で電球の省電力に関する基準が定められており、当初は25%、2020年までに65%の消費電力削減が求められている。この規定が2012年に100ワットの電球、2013年には75ワットの電球に適用され、これらの白熱電球は既に生産が中止されている。調査ではEISAによる白熱電球の廃止を知っている回答者が64%、白熱電球の廃止を良いことだと考える回答者が59%にのぼった一方で、60ワットと40ワットの白熱電球が2014年に段階廃止となることを知っていた回答者は41%しかいなかったとのこと。白熱電球が廃止された後の切り替え先としては、30%が電球型蛍光灯、16%がLED電球、8%がハロゲン電球と回答したが、白熱電球を買いだめして使うという回答者も30%いたとのことだ。
日本では大手電機メーカーによる一般的な白熱電球の生産が終了しており、入手の選択肢も少なくなってきているようだ。/.Jerはどうしているだろうか。 スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | テクノロジー | 地球 | ハードウェア | 電力 | アメリカ合衆国
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