住友電工、中国で販売統括会社を設立 営業活動を効率化

2013年12月26日 14:32

印刷

 住友電気工業は26日、中国・上海市(自由貿易試験区)に、エレクトロニクス製品の販売統括会社「住友電工電子製品貿易(上海)」を設立し、営業を開始したと発表した。

 同社によると、新会社は10月に設立したもので、中国内の既存製造販売会社4社の営業機能(営業人員、顧客窓口等)を移管・集約し、12月から営業を開始した。

 従来は、既存4会社による製品ごとの営業活動が主体だったが、営業機能を集約することで、営業活動の効率化を図るとともに、中国市場全体(分野・顧客)を俯瞰するマーケティング活動を強化することを目的としているという。既存会社4社は、今後は製造会社として事業を継続する。

 新会社は、既存4会社の生産品目に加えて、中国外の同社グループ会社の生産品目も取り扱うことで品揃えを拡充する。また、華北、内陸部に分公司(支社)を開設し、営業・流通網の整備を進めて多様化する顧客ニーズに応えていくという。

 新会社は資本金が2,000万人民元(約3.2億円)で、住友電工が100%出資する。電子ワイヤー、フレキシブルプリント回路、熱収縮チューブなどのエレクトロニクス製品を中国内で販売する。

関連記事