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著作権侵害で閉鎖されたメガアップロード、関連文書を米司法省が公開
米連邦裁判所は、オンラインストレージ・サービス“メガアップロード(MEGAUPLOAD)”に関わる200ページ近い書類の開示命令を出した。同サービスにおいて利益が出なかったことを陪審に提示させるためだ。
現在は封鎖されているが、キム・ドットコム経営でかつて人気だったメガアップロードについて、米司法省は調査内容の概要を公開した。
メガアップロードの弁護士は今月初め、政府が密かにエンターテインメント業界の数社へ証拠を漏らしていたことに抗議した。メガアップロードは著作権侵害と恐喝の罪状で国に引き渡されることを防ぐため、証拠をチェックし、陪審に悪い印象を与える情報を阻止する機会を求めていた。そこで判事は証拠を開示、司法省が200ページ近い文書を公開したのだ。
ドットコムは2012年1月に起訴されて以来、ニュージーランドのマンションにて足止めをくらっている。
もしも政府に引き渡され政府の検察に送られれば、FBI、コンピューターの科学捜査専門家、アメリカ映画協会、アメリカレコード協会、BSA(ソフトウェア・アライアンス)が召喚され、ドットコムが故意に映画・テレビ・ショー・楽曲の著作権を侵害したことの証言を求められるだろう。
なお、文書には、「キムはYouTubeを一つ一つコピーしたがっている」、「まだかなりの著作権侵害がみられるから、30分以上で○○○回以上再生されたビデオは自動的に削除した方がいいかな」、「キムのために最新の『LOST』をハイビジョンでダウンロードしてる」、「ある程度の著作権侵害ならキムは何も言わない気がする」、「俺たちはワルだよな。でもGoogleもワルのくせに、ワルになるなって言い張るんだよ」、「つまらないソースから違反報告されたリンクは削除するなと言ってるだろう? メキシコからの著作権侵害の報告がそれだよ。そのせいでかなりの収入減になっているんだから、俺のリアクションは当然だろう」などのメールやSkypeのメッセージが記載されている。
政府はすでにメガアップロードがエンターテインメント業界に5億ドルの損害を与えたと告発。具体例をあげており、3か月前に起訴された同社の従業員が映画『Taken』のコピーをアップロードした証拠があるとしている。
この記事は最初にハリウッド・リポーターに掲載された。
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※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。
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