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2.4万km先へのVMのライブマイグレーションに成功
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 大阪大学を中心とする研究グループが、仮想マシンを2.4万km離れた場所へライブマイグレーションする実験に成功したそうだ(大阪大学のプレスリリース)。
VM を一度シャットダウンしてイメージを転送してマイグレーション先で起動させるコールドマイグレーションはどこでも行われていると思うが、長距離ライブマイグレーションは確かに事例をあまり聞かない。その理由としては、ライブマイグレーションを行うためには共有のストレージが必要であり、マイグレーション前はその共有ストレージとの距離 (遅延) が十分小さく実用的なパフォーマンスであったとしても、マイグレーション後では高い遅延のためパフォーマンスが落ちて実用に供さないからだろう。
提案手法では広域分散ファイルシステムを用いることでこの問題に対応したとのこと。2.4 万kmというと地球の外周の半分以上に相当するので、本当にマイグレーション後も十分なパフォーマンスを示すことができるならば、サービスを世界中どこへマイグレーションしても (レスポンスの遅延以外は) 気にならない世界が来るということか。
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