【株式市場】円安進み主力株から強くなり新規上場の4銘柄はすべて好調に初値

2013年12月18日 15:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  18日後場の東京株式市場は、1ドル103円台への円安再燃が好感されたほか、米国の金融政策を占うFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を同国時間18日に控えて期待が拡大。ホンダ <7267> が一段ジリ高となるなど輸出関連株が軒並み高。円安効果への期待から東邦亜鉛 <5707> などの非鉄株も高くなり、株式市場の回復感を材料に三井住友フィナンシャルグループ <8316> や第一生命保険 <8750> なども活況高。このところ大波乱のミクシィ <2121> (東マ)は2日続伸となり下げ止まり濃厚。日本マイクロニクス <6871> (JQS)は次世代電池の県有開発を材料にストップ高。

  本日は新規上場が4銘柄あり、経営コンサルティング企業のシグマクシス <6088> (東マ)は9時の売買開始と同時に3020円で売買が成立(公開価格は3010円)。その後は前場3720円まで上げ、後場も底堅い推移のまま終値は3400円。

  機械設計開発などのアウトソーシング企業アビスト <6087> (JQS)は9時の売買開始と同時に公開価格3450円と同値で売買が成立し初値。その後は後場3570円まで上げ、終値は2980円。

  中古住宅再生事業のイーグランド <3294> (JQS)は9時48分に公開価格3300円を27%上回る4200円で初値を付け、前場4260円まで上昇。後場は売買交錯となり、終値は3695円。

  建築家を紹介・仲介するアーキテクツ・スタジオ・ジャパン <6085> (東マ)は前場は買い気配のまま売買が成立せず、後場13時59分に公開価格2050円の2.2倍になる4600円で売買が成立し初値。その後5300円まで上げ、終値は4040円。

  東証1部の出来高概算は25億2873万株、売買代金は2兆4275億円。1部上場1773銘柄のうち、値上がり銘柄数は1148(前引けは1015)銘柄、値下がり銘柄数は469(前引けは555)銘柄。

  また、東証33業種別指数は水産・農林1業種を除く32業種(前引けは全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は不動産、非鉄金属、銀行、鉱業、輸送用機器、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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