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グリー、学情、ダイソーなど/本日の注目個別銘柄
<3632> グリー 1139 +150ストップ高。特に目立った材料は観測されないが、ゲーム関連物色が活発な中、売り方の買い戻しが上昇の原動力になる形のようだ。信用倍率は0.5倍台、踏み上げ期待などは高まりやすいようだ。ミクシィ<2121>、エイチーム<3662>などがストップ高買い気配となっており、ゲーム関連物色の刺激につながる形。本日はDeNA<2432>、KLab<3656>、ユニデン<6815>などゲーム関連が上昇率上位を占める格好となっている。
<1803> 清水建設 476 +9しっかり。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も450円から530円に引き上げている。工事損失引当金の減少や建築事業での新規受注案件の受注時採算の改善を背景に、来期の建築事業の粗利益率は改善が予想されるとしている。来期以降の業績予想を上方修正、コンセンサス予想を大きく上回ると考えている。
<4924> Dr.シーラボ 318500 -24500売り優勢。前日に第1四半期の決算を発表、マイナス材料視されている。営業利益は11.7億円で前年同期比17%減益、上半期計画は7%増益見込みであり、低調なスタートとなる形へ。足元で上昇傾向が強まったこともあり、失望売りが優勢となっている。なお、三菱UFJでは、第2四半期以降の販売回復を見込むとして、買い推奨の投資判断を継続している。
<6506> 安川電機 1473 +49買い優勢。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も1300円から1530円に引き上げている。来期にかけては、本業のACサーボ、インバーター、ロボットなどの数量増が予想され、太陽光向けのパワコン反落をカバーすると考えているようだ。来期営業利益は従来予想の280億円から325億円にまで上方修正へ。
<2301> 学情 943 +89急伸。前日に決算を発表、今期の大幅増益見通しが好感される格好に。前期営業利益実績は2.3億円、従来計画の2.6億円は下回ったものの、前年同期比では2.7倍と大幅増益を達成している。今期見通しも6.9億円で同2.9倍と急拡大基調が続く予想となっている。四季報予想の4.8億円なども大きく上回る水準である。
<4046> ダイソー 337 +26連日の急伸。大阪府立大学と共同で、ポストリチウムイオン電池の有力候補とされる「有機2次電池」を開発したと伝わっている。レアメタルの使用量を大幅に減らすことができ、大型蓄電池向けに10年後にも実用化すると。業績への寄与などは織り込みにくいものの、今後は物色テーマの一つになっていくとの期待感も高まる形から、買い材料視される展開のようだ。
<6444> サンデン 447 +25買い優勢。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を新規に「オーバーウェイト」、目標株価を550円としている。高効率製品に対する顧客ニーズの強まり、中国でのエアコン装着率上昇余地などから、カーエアコン関連に注目としており、同社に関しても、欧米顧客向け拡販進展局面にあるなか、株価が割安で収益改善は十分に織り込まれていないとして、買い推奨しているようだ。
<4220> リケンテクノス 450 +18買い優勢。スマホ用の表面保護フィルムを量産するとの一部報道が好感材料とされている。引っかき傷に極めて強く軽い製品であり、ガラス製品からの置き換えを狙う考えのようだ。同社にとっては新規参入分野となる。市場規模の大きいスマホ向け分野の展開に期待感が先行する状況と見られる。
<8410> セブン銀行 379 +12続伸。ニッセン<8248>の子会社化、バーニーズジャパンへの出資に続いて、本日は天満屋ストア<9846>に2割出資との報道が伝わるなど、足元ではセブン&アイ<3382>のM&Aの動きが活発化している。セブンイレブンの利用客増加、グループ店舗数の拡大などにつながるとの見方から、同社にも恩恵が大きくなるとの期待感が高まる格好とも観測されている。
<4651> サニックス 1065 -36伸び悩む。前日には11月の月次動向を発表、月次売上高は前年同月比で134.8%増、前月に続いての倍増ペースとなっている。11月までの累計では前年同期比87.3%増、現在の通期会社側増収率計画64.9%増を上回る推移に。ただ、サプライズが強まるまでの状況ではなく、買い一巡後は短期的な出尽くし感も強まる形に。
<8036> 日立ハイテク 2505 +55買い先行。野村では投資判断「バイ」継続で、目標株価を2500円から2796円にまで引き上げている。足元では、CD−SEM及びエッチング装置の受注・引合いが想定を大きく上回って増加しているもよう。新しい製造拠点が必要な情勢となっているようだ。外観検査装置も今後は収益の柱に成長する見通しで、来期・再来期と大幅な増益を予想している。《FA》
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