クリスチャン ルブタン本人が語る 青山新店舗の見どころ

2013年12月5日 21:16

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記事提供元:アパレルウェブ


クリスチャン・ルブタン氏

 「クリスチャン ルブタン(Christian Loubtin)」が12月4日に東京・青山に旗艦店をオープンした。日本国内では7店舗目、世界では81店舗目となる青山店は、レディースとメンズの複合店となる。さらに、ウィメンズ&メンズシューズだけでなく、ハンドバッグ、革小物まで取り扱う。同店舗オープンにあわせて来日したデザイナーのクリスチャン・ルブタン自身に新店舗への思いや、クリエーションについて聞いた。


 ニューヨークの建築デザイン会社212boxのデザイナーのEric Clough氏とクリスチャン ルブタン自身が共同でデザインした店内は、青山の「都会的でモダンな雰囲気」をコンセプトに、ルブタン流に解釈し店内に落とし込んだデザインとなっている。さらに天井と照明が一体化された店内により、商品やディスプレイが明るく照らされており、ルブタンの世界観をより一層引き立てているのが特徴だ。

小窓のようなディスプレイは、全世界の直営店共通で、靴を鳥に見立て、アーチ型の小窓にとまっているイメージで作成されている。シューズのサイズごとに大きさの違う小窓で工夫した。

トラバーチンという石灰科の石をロゼットパターンという立体パターンでセッティングした壁。相反するメタルの棚や、レッドソールをイメージさせる深紅のじゅうたんが敷かれている。

 旅が好きなクリスチャン・ルブタンがアメリカのニューイングランドで偶然見つけたというタイルを、パッチワーク状に組み立て、独特な存在感を放っている。

 同ブランドのアイコンでもあるスタッズを施したミラー加工の円盤の回転棚は、天井からのライトアップにより存在感を放っている。

 大きな売り場面積が特徴的なメンズ売り場は、アフリカの木材を使用した天板や、革張りの棚で世界観を表現。ルブタン本人が気に入っている革張りの棚は、靴を作成する際のパターン状にカットしたものを木型に落とし込んだデザインとなっている。

 さらに屏風をイメージさせる再生ブリキ素材の棚は、外からの光の入り込みにより、店内に独特な光をもたらしてくれている。

 青山店ではドレスシューズだけでなく、スニーカー類も取り揃えており、豊富なカラーバリエーションを用意している。

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 今回、青山店オープンのため来日したクリスチャンルブタンは、「青山店をオープンできてとても光栄に思います。私がメンズシューズを作り始めたのは、自分の為、友人の為にデザインしたのがきっかけです。実はメンズシューズを作るとはまったく思っていませんでした。なぜならば男性は20年も同じ靴を履く傾向がありますよね。さらにその事に誇りを持つ人がいるほどです。以前ミカというポップシンガーに依頼され、とてもエキサイティングな靴を作成しました。そのとき以来ショーガールならぬ、ショーメンを意識した、履いていてエキサイトする靴を作っています」と語った。

 内覧会後のアフターパーティーでは、クリスチャンルブタンのシグニチャーであるレッドソールをイメージさせるライトニングと、沢山のキャンドルでクリスチャン ルブタン流クリスマスを演出した。




Christian Louboutin青山
住所:東京都港区南青山3-17-6
電話:03-6804-1420
営業時間:11:00-20:00
公式サイト: http://www.christianlouboutin.com/

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