東芝グループのグローバル統一経理システム、テンプレートとして一般向けに販売

　東芝ソリューションとイー・ビー・ソリューションズは5日、東芝グループ統一経理システムのシステムアセットを、一般企業向けの導入テンプレートとして12月から販売開始すると発表した。

　同システムは、東芝グループで統一の経理システムとして本社と世界50社以上のグループ企業で導入しているもの。グループ経理業務の標準化・効率化など、グローバル市場で事業を展開する企業の課題を解決できる機能を備えている。

　導入テンプレートとして利用するほか、参照モデルとして要件定義工程を効率化したり、素材として再利用することでシステム導入の期間短縮やコスト削減を図るなどの効果を見込んでいる。

　東芝ソリューションとイー・ビー・ソリューションズは今後、同システムを販売していくほか、Oracle E-Business SuiteをはじめとするERP導入ノウハウに基づいた導入支援、海外子会社への展開などのサービス提供も実施する計画。ERPソリューション全体で、3年間で100億円の売上を目標にするという。