モロゾフ赤字幅拡大、光通信自社株買い、ブックオフ11月の既存店売上高マイナス、東芝ドイツで太陽光活用した電力小売事業開始、ヤフーと朝日新聞が「コトバンク」と「Yahoo!辞書」を連携=5日の注目銘柄

2013年12月5日 07:05

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【12月5日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 5日の注目銘柄です。モロゾフの今第3四半期は赤字幅拡大、光通信が自社株買い、ブックオフの11月の既存店売上高はマイナス、東芝がドイツの賃貸アパートで太陽光活用した電力小売事業を開始、ヤフーと朝日新聞が「コトバンク」と「Yahoo!辞書」を連携。

 モロゾフ(東:2217)が4日に発表した2014年1月期第3四半期の決算(非連結)は、純損益が1億8900万円の赤字だった。前年同期は1億800万円の赤字で損失は拡大した。売上獲得や新規出店に伴う経費が増加したことなどが減益の要因。営業損益は2億3700万円の赤字(前年同期は1億3900万円の赤字)、経常損益は1億5800万円の赤字(同4500万の赤字)だった。イベント商戦の成功があり、売上高は前年同期比2%増の180億円だった。

 光通信(東:9435)は4日、発行済株式総数の3.52%にあたる166万4500株を上限に自己株式を取得すると発表した。1株あたりの取得価額は4日の終値の7810円。取得価額総額の上限は129億9974万5000円としている。5日に東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において買付を行う。

 ブックオフコーポレーション(東:3313)が4日に発表した2013年11月のブックオフ事業(直営店)の既存店売上高は、前年同期比1.9%減で、6カ月連続のマイナスだった。コミック・ゲームなどの売上が前年を下回った。全店売上高は同2%増。なお、リユース事業(直営店)の既存店売上高は、主力のアパレルに加え、アクセサリー・腕時計などの売上高が前年を上回ったことで前年同期比8.4%増となった。全店売上高は同18.4%増。

 東芝(東・名:6502)は4日、ドイツ最大手の不動産会社であるガグファ社(本社:ノルトライン・ヴェストファーレン州)と提携し、ガクファ社が所有するドイツの賃貸アパートで、太陽光発電システムを活用した電力小売事業を2014年3月から開始すると発表した。配電事業者の売電価格より安価でアパートの居住者に売電する。開始時点の総発電容量は3MWで、750世帯に売電する予定で、2016年までにドイツ全域で総発電容量100MWまで規模を拡大する計画。

 Yahoo! JAPANを運営するヤフー(東:4689)、朝日新聞(本社:東京都中央区)、メディア関連事業を手がけるVOYAGE GROUP(本社:東京都渋谷区)の3社は4日、朝日新聞社が主催し、VOYAGE GROUPと協力して運営する「コトバンク」と、Yahoo! JAPANが運営する「Yahoo!辞書」の連携を開始した。今後は、「Yahoo!辞書」で検索した語の意味は「コトバンク」で表示する。【了】

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