PuppetとChef、Ansible、Saltの比較レビュー、Puppetが高評価

2013年11月26日 16:46

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記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 最近、サーバーの設定作業などを自動化するChefなどのツールがよく話題になっている。はてなブックマークでのブックマーク数などを見る限り、Rubyで実装されているChefが日本では人気のようだが、それ以外にも同様のツールとして同じくRubyで実装されたPuppetやPythonで実装されたAnsible、Saltといったソフトウェアがあり、これらを比較したレビュー記事がInfoWorldに掲載されている(本家/.)。

 記事では4つのツールそれぞれをAvaliabillity(可用性)、Interoperabillity(相互運用性)、Management(管理)、Scalabillity(スケーラビリティ)、Performance(性能)、Value(価値)の6項目で評価したスコアが掲載されており、トップはPuppet、続いてSalt、Chef、Ansibleという序列になっている。

 詳しくは記事を見てほしいが、SaltはWeb UIの機能不足が指摘されているものの、それ以外の機能については高評価のようだ。Chefについては設定情報をプッシュ型で伝送する機能がまだベータ段階である点やWeb UIの機能が不足している点などが減点要因とされている。Anibleは初期設定の面倒さやWeb UIでの設定内容とコマンドラインでの設定内容が同期されていない点、Web UIの機能不足などが指摘されている。

 PuppetやChefは開発者にとって有用な機能を提供し、いっぽうSaltやAnsibleはシステム管理者が興味を引くような機能を多く提供するという点で、やや方向性は違うようだ。そのほか、それぞれの長所・短所は記事の最後にまとめられている

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