電通が増益、グリーが大幅減益、富士重工が今期最終利益を上方修正、日産がメキシコの生産能力を増強=14日の注目銘柄

2013年11月14日 09:22

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【11月14日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 14日の注目銘柄です。電通が増益、グリーが大幅減益、富士重工が今期最終利益を上方修正、日産がメキシコの生産能力を増強。

 電通(東:4324)が13日に発表した2014年3月期第2四半期の連結決算は、純利益が前年同期比8%増の101億円だった。広告業が伸長した。地域別では、海外の売上が大幅に増加した。売上高は前年同期比18%増の1兆823億円、英国の大手広告会社イージス社の買収などにより、営業利益は同13%減の192億円、為替差損がなくなったことから、経常利益は同22%増の240億円だった。

 グリー(東:3632)が13日に発表した2014年6月期第1四半期の連結決算によると、純利益は前年同期比74%減の24億円だった。提供するゲーム内の通貨「コイン」の消費が減少した。また、タイトル関連資産の再精査などにより生じた特別損益51億5900万円を計上したことも影響した。売上高は同7%減の353億円、営業利益は同38%減の97億円、経常利益は同37%減の96億円だった。

 富士重工業(東:7270)は13日、2014年3月期の通期連結業績予想を修正し、純利益を前回予想1780億円から前期比73%増の2070億円に引き上げた。同社が保有する米ポラリス社の株式を売却し、今第3四半期に投資有価証券売却益471億1800万円を特別利益として計上することによる。売上高、営業利益、経常利益は前回予想を据え置いた。

 日産自動車(東:7201)は13日、メキシコのアグアスカリエンテスに20億米ドル(約1989億円)を投資し、生産工場の開所式を行なったことを発表した。この新工場の開設により、同国での日産の年間生産能力は、現在の68万台から25%増の85万台以上となる。同社は今回、アグアスカリエンテスにおいて3000名以上の直接雇用と、9000名以上の間接雇用を創出するという。【了】

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