楽天が増益、積水ハウスが米国で都市型の賃貸住宅開発に進出、LINEの7-9月期の売上額が大幅増、10月の新車ランキングでホンダのフィットが29カ月ぶりに首位を獲得=7日の注目銘柄

【11月7日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 7日の注目銘柄です。楽天が増益、積水ハウスが米国で都市型の賃貸住宅開発に進出、LINEの7-9月期の売上額が大幅増、10月の新車販売ランキングでホンダのフィットが29カ月ぶりに首位を獲得。

　楽天(Jス:4755)が7日に発表した2013年12月期第3四半期の連結決算(IFRS)は、純利益が前年同期比13%増の363億円だった。「楽天市場」で、購入者数と注文件数が堅調に推移した。「楽天カード」会員も増加し、ショッピング取扱高が伸長した。売上収益は前年同期比32%増の3697億円、営業利益は同23%増の710億円だった。

　積水ハウス(東・名:1928)は7日、米国の総合デベロッパーであるホラント社(本社:ワシントン)と共同で、米国の都市部のアパートメント賃貸住宅約2300戸を主体とする5つの不動産開発プロジェクトを開始すると発表した。5案件の中では、オレゴン州ポートランドの案件が最も早く、2013年末までの着工、2014年11月に竣工・賃貸開始を予定しており、各案件とも竣工・賃貸開始を経て、安定稼動後、2017年以降の売却を目指すという。

　LINE(本社:東京都渋谷区)は7日、2013年7-9月期(第3Q)の業績を発表した。LINE PLUS、LINE Buisiness Partners、データホテルを含む連結の売上額は、前四半期比48%増となる191億円だった。基幹事業のLINE事業は、売上額が99億円(純額表示、総額表示の場合は前四半期比58%増の156億円)。売上構成比はゲーム課金が約60%、スタンプ課金が約20%、そのほか公式アカウント・スポンサードスタンプ等となっている。

　日本自動車販売協会連合会が7日に発表した2013年10月の乗用車系車名別ランキングによると、先月3位だったホンダのフィットが前年同月比2.5倍の2万3281台を販売し、2011年5月以来29カ月ぶりに1位を獲得した。9月にフルモデルチェンジを実施し、国内車種で最高となる低燃費を達成したことなどから台数が大幅に回復したとみられる。2位はトヨタのプリウスで同15.3%増の2万886台、3位はトヨタのアクアで同17.4%減の1万9984台。【了】

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