【話題】日経平均が1日交代で高安を繰り返す

2013年11月1日 10:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■期待と不安が入り交じる、大きい材料の出現待ち

  日経平均が終値ベースで、10月半ば以降、ほぼ1日置きに『高い日・安い日』を繰り返す展開となっている。しかも、もっとも高い日、安い日が共に300円ていどと値幅はそれほど大きくない。いわゆる、膠着状態にある。

  マーケットでは、相場が気迷いにあるためだろう、と見ている。何を気迷っているのか。『9月中間決算はアベノミクス効果で全銘柄そろって好調という期待は強かったが、必ずしもその通りにはなっていない。海外景気の影響を受けたところや、資材高などで収益が圧迫されているところも目を引く。円安は期待したほど進んでいないし、しかも、アメリカや中国の先行きには楽観できない。アベノミクス成長戦略の効果が出るのはまだかなり先のことということで、マーケットに手詰まり感が漂っている』(中堅証券)という。

  その結果、期待と不安が入り交じった状態から上にも下にも連続した動きにはなり難いということのようである。当然というか売買代金も低水準のままである。

  『こういうときには、好材料でも悪材料でも大きい材料が出ると一気に一定方向に動きだすのだが』(同)と、材料出現の欲しい気持ちは高まっているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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