日立の純利益がプラス、ガンホーが好決算発表と株式分割、ブリヂストンが中国で乗用車用ラジアルタイヤの生産能力を増強=30日の注目銘柄

【10月30日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 30日の注目銘柄です。日立の純利益がプラス、ガンホーが好決算発表と株式分割、ブリヂストンが中国で乗用車用ラジアルタイヤの生産能力を増強。

　日立製作所(東・名:6501)が29日に発表した2014年3月期第2四半期の連結決算(米国基準)は、純利益が前年同期比9%増の327億円だった。中国での昇降機事業等が好調だった社会・産業システムをはじめ、海外を中心に空調機器や白物家電が伸長したデジタルメディア・民生機器部門も好調に推移した。純利益は16四半期連続で黒字となった。売上高は同3%増の4兆4706億円、営業利益は同6%増の1734億円だった。

　ガンホー・オンライン・エンターテイメント(JQ:3765)が好決算。同社が29日に発表した2013年12月期第3四半期の純利益は、前年同期の28億円から大幅な増益となる426億円だった。スマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」が1900万DLを突破するなど引き続き順調だったことなどが増収増益に寄与した。売上高は前年同期比9.9倍の1162億円、営業利益は685億円(前年同期は24億円)、経常利益は686億円(同24億円)だった。

　ガンホー・オンライン・エンターテイメント(JQ:3765)は29日、単元株制度を採用するため、12月31日を基準日として1対100の株式分割を実施すると発表した。効力発生日は1月1日。また、単元株制度を採用し、単元株式数を100株とする。なお、本株式の分割と単元株制度の採用にともなう投資単位の実質的な変更はない。

　ブリヂストン(東・名・福:5108)のグループ会社で、中国・江蘇省無錫市の乗用車用ラジアルタイヤ工場を運営する無錫工場は、その生産能力を日産約5300本増強することを決定した。増強が完了する2016年下期には日産約2万2600本体制となる見込み。中国市場で需要増が見込まれる高性能タイヤの域内での供給能力を拡大するため、増強を行う。総投資額は8万5200万元(約115億円)を予定している。【了】

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