Linus Torvalds氏、SteamOSを絶賛する

2013年10月24日 18:15

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 先日Linuxベースのゲーム向けプラットフォーム「SteamOS」が発表されたが、Linuxの生みの親であるLinus Torvalds氏はこれを喜んでおり、また開発元であるValveのビジョンを高く評価しているそうだ(本家/.PC Pro記事)。

 Linus氏はSteamOSの登場によりLinuxデスクトップの普及が進むことだけでなく、SteamOSの勢いを目の当たりにした他メーカー、特にゲームデベロッパーがLinux採用を真剣に検討するという効果にも期待しているようだ。

 俺が言いたいのは、グラフィック系の奴らを引き寄せる効果があるってことだけじゃないんだ。さまざまなディストリビューターに、Steamがこんなに上手くやっているなら自分達も同調しなきゃならないと気づかせることにもなるんだ。だって、違うことをやっていて損しちゃう訳にはいかないからね。奴らだって、多くの人に自分達のプラットフォームでゲームしてもらいたいって思うよ。

 実際、昨年自社のグラフィックスチップについてオープンソースドライバ開発のサポートを行わないと決定しTorvalds氏から散々悪態をつかれたNVIDIAが、SteamOSの登場によりLinuxコミュニティーに歩み寄る姿勢を見せている。これは、Torvalds氏の予言が現実となる兆しといえよう。

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