明治が中国の粉ミルク市場から撤退か、日中関係の緊迫化や販売低迷など理由

2013年10月24日 11:13

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記事提供元:フィスコ


*11:14JST 明治が中国の粉ミルク市場から撤退か、日中関係の緊迫化や販売低迷など理由
明治ホールディングス<2269>傘下の明治は、中国の粉ミルク市場から撤退する見通しだ。本日24日にも発表する予定という。中国のニュースサイト「新浪財経」(24日付)が業界関係者からの情報として伝えたもので、日中関係の緊迫化、中国市場における販売低迷に加え、中国政府による海外粉ミルクへの風当たりが強くなっていることが撤退の理由とされている。

明治が中国の乳製品市場に進出したのは1997年。同報道によると、並行輸入品を含む中国での売上高は、2011年に10億元(約160億円)を超えたとされている。ただ、福島第1原子力発電所事故の後、同社粉ミルクから放射性セシウムが検出されたことを受け、中国での販売が伸び悩んでいた。

新浪財経では、明治側にこの情報の真偽を確認中だが、記事掲載時点で回答は得られていないとしている。《NT》

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