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NECなどAndroidタブレットを活用した「顔認証入退場管理システム」を開発
NEC<6701>とNEC情報システムズは、顔認証、電気錠、タブレット端末などを活用して、オフィスやビルの入退場を管理する「顔認証入退管理システム」の販売を開始した。
このシステムはNECの世界一の精度を持つ顔検出・顔照合エンジン「NeoFace」を用いた顔認証用サーバと、出入管理システムの領域で国内トップクラスのシェアを持つアートの電気錠制御ユニット、Android搭載のタブレット端末などから構成されており、顔認証用カメラとタッチパネルディスプレイを一台に搭載したタブレット端末を利用する。これによって、従来は別々に用意していたカメラやディスプレイが不要となるとともに、顔認証や、暗証番号(ID)のタッチパネル入力と組み合わせた多重認証による高セキュリティの入退管理を実現したとしている。
ビルや工場のドアやゲートにタブレット端末を設置して、顔認証用サーバとの接続に無線LANネットワークを利用可能で、カメラ・ディスプレイなどの機器や専用ケーブルを壁に設置するといった大規模な工事を行うことなく、サービスを開始することができる。また、一台の顔認証用サーバで最大20台のタブレット端末の接続が可能だ。タブレット端末に表示する内容は、顔認証用サーバのプログラムを変更することなく、タブレット端末側のソフトウェアの変更だけで修正可能なので顧客のニーズに合わせたユーザインターフェイスを容易に実現することができる。
価格は、基本構成一式で150万円からとなっており、今後3年間で合計300施設への提供を目標としている。NECは、なりすましや忘失、紛失、盗難などのリスクを回避する本人認証の方法として、バイオメトリクス技術の研究開発に取り組んでいる。またNEC情報システムズは、顔認証・映像認識など高度な認証技術と、関連機器・設備を組み合わせたバイオメトリクスソリューションを提供している。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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