急騰した銘柄はそのままでは終らない=犬丸正寛の相場格言

2013年10月5日 08:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

大きく値上りした銘柄の調整安は狙い場になるという教えです。半年、1年をかけて2倍程度に値上りした場合も急騰と捉えることはできますが、ここでは、2週間ていどの短期間に2倍前後の大幅高した場合の急騰銘柄に当てはまるというものです。

大きく値上りした銘柄の調整安は狙い場になるという教えです。半年、1年をかけて2倍程度に値上りした場合も急騰と捉えることはできますが、ここでは、2週間ていどの短期間に2倍前後の大幅高した場合の急騰銘柄に当てはまるというものです。[写真拡大]

■急騰した銘柄はそのままでは終らない

  大きく値上りした銘柄の調整安は狙い場になるという教えです。半年、1年をかけて2倍程度に値上りした場合も急騰と捉えることはできますが、ここでは、2週間ていどの短期間に2倍前後の大幅高した場合の急騰銘柄に当てはまるというものです。

  たとえば、トヨタ自動車は2012年秋から2013年5月まで半年で2.9倍程度に急騰していますが、その後の調整安は小さく戻り狙いの人にとっては成果は芳しくありません。内容がよいため処分売りが出ないためです。

  これに対し、1株利益も配当も少ない銘柄が人気化し短期間に2倍前後に急騰した場合は内容がよくないことから一気に処分売りが出て大きく下げるためここが狙い目になるというわけです。内容が悪くても買われるだけの人気的要因はあるのですからそのまま下げることはないというわけです。

  多くの場合は反発しても高値は抜けないことが多いのですが、なかには空売りが増えたりすることで高値を抜いてさらに大きく値上りするケースもあります。

  現在のような優良銘柄が膠着状態にあり中低位の銘柄が突如として急伸の目立つ相場では活用できる教えといえるでしょう。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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