米国政府機関閉鎖のリスクシナリオ

2013年10月1日 15:09

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記事提供元:フィスコ


*15:09JST 米国政府機関閉鎖のリスクシナリオ
米国政府機関の閉鎖が決定したが、リスクシナリオは以下の通り。


1)景気減速懸念


前回の政府機関閉鎖では、国内総生産(GDP)-0.5%程度の影響があり、今回は、3週間

で-0.9%との試算がある模様。

2)労働省閉鎖で米国9月の雇用統計発表延期か?


米国の労働省の閉鎖を受けて、4日に発表予定の米国9月の雇用統計発表が延期される

可能性が懸念されている。


閉鎖期間にもよるが、10月末の連邦公開市場委員会(FOMC)への判断にも影響か。

3)連邦政府債務上限引き上げ協議難航懸念

10月15−17日頃にタイムリミットを迎えると懸念される連邦政府債務上限引き上げを

巡る協議が難航する懸念が高まっており、デフォルト(債務不履行)、米国債格下げへ

の警戒感から、リスク回避懸念が高まる。

4)連邦公開市場委員会(FOMC)への警戒感

米国の財政政策への警戒感から、連邦公開市場委員会(FOMC)での資産購入プログラム

縮小が先送りされる可能性が高まる。《MY》

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