脳の指令で義足を制御

2013年9月30日 15:29

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記事提供元:スラド

slashvista 曰く、 バイクの事故で右足をなくしたワシントン州のソフトウエアエンジニア、ザック・ボウター氏(32)が、脳からの信号だけで義足をコントロールでき、普通に階段も上り下りできるようになったという記事がWSJに掲載されている。

 ボウター氏には、切断された脚の残りの皮膚に電極が取り付けられており、そこから受け取った信号をアルゴリズムがパターンを解読してボウター氏の考えを読み取り、その結果を、座りながらひざを伸ばす、足首を曲げる、といった動きに翻訳するそうだ。脳からの信号に関連したステップの約2%で、足を引きずるなどの小さなエラーが起こるが、落下につながるような深刻なエラーは経験したことがないとのことである。何とも未来を感じる実験である。

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