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三菱ケミカルHD、大陽日酸と資本業務提携 持株比率は最大27%に
三菱ケミカルホールディングス(HD)と大陽日酸は26日、資本業務提携契約を締結したと発表した。
これまで三菱ケミカルHDと大陽日酸は、三菱ケミカルHD傘下の三菱化学が大陽日酸の株式の15%程度を保有する筆頭株主であり、資本関係にあった。三菱化学の親会社である三菱ケミカルHDは、日ごろから大陽日酸の事業戦略の実効性及び成長の可能性に深い理解を有しており、大陽日酸と三菱ケミカルHDは、大陽日酸が三菱化学を含む三菱ケミカルHDグループ各社と広範に連携することが両社のビジネスチャンスの一層の拡大に寄与すると判断し、今回業務提携を行うことで合意した。
具体的には、国内外におけるサプライチェーンの構築及び運営、グローバルなネットワークを活用したマーケティング、拠点活用によるロジスティクス、及び研究開発など幅広い分野で相互に協働し、関係強化を図ることを狙いとしている。
加えて、業務提携をより確固たるものとし、シナジー効果を発揮するために、また、大陽日酸の今後の事業展開に係る設備投資等の資金ニーズに対応するために、大陽日酸は第三者割当による新株式の発行及び自己株式の処分を行うこととし、その割当予定先として三菱ケミカルHDを選定することとした。
具体的には、三菱ケミカルHDは、大陽日酸との業務提携に際して、今年10月15日までに、大陽日酸普通株式を第三者割当増資により4509万6,000株(第三者割当増資後の発行済株式総数に対する割合10.41%)取得する予定。また、三菱ケミカルHDは、同第三者割当増資に併せ、ToSTNeT市場を通じた取引または市場外での相対取引により大陽日酸の既存株主からの株式取得を検討しており、この株式取得が実施された場合には、三菱ケミカルHDの持株比率(間接保有分を含む第三者割当増資後の発行済株式総数に対する割合)は最大27%程度となる見込み。
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