Chaos Computer Club、iPhone 5sの指紋認証を突破

2013年9月23日 16:16

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記事提供元:スラド

ヨーロッパ最大のハッカーグループで、ドイツ・ハンブルグに拠点を置くChaos Computer Club(CCC)は、同グループの生体認証ハッキングチームがiPhone 5sの指紋認証「TouchID」を突破することに成功したと発表した(CCCのニュース記事Parity Newsの記事本家/.)。

方法としては、CCCのStarbug氏が9年前に解説している手順そのままだ。ただし、Starbug氏によると、iPhone 5sの場合は解像度を高くする必要があるとのこと。まず、コップなどに付着したターゲットの指紋を2,400dpiで撮影。画像を反転したら、トナー濃度を高くしたレーザープリンターでOHPシートに1,200dpiで出力する。あとは木工用ボンドやラテックスを印刷部分に塗りつけ、乾いてから剥がして指紋を写し取れば完成だ。これをセンサーに押し当てることでロック解除が可能となる。 スラッシュドットのコメントを読む | アップルセクション | セキュリティ | ハードウェアハック | iPhone

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