ソフトバンク、知的障がい者を支援するサービス「アシストスマホ」を開発

2013年9月17日 17:51

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「アシストナビ機能」イメージ(画像:ソフトバンクモバイル)

「アシストナビ機能」イメージ(画像:ソフトバンクモバイル)[写真拡大]

 ソフトバンクモバイルは17日、知的障がい者の社会生活をサポートするサービス「アシストスマホ」(仮称)を開発し、2014年3月以降(予定)に提供を開始すると発表した。

 「アシストスマホ」は、「シンプルスマホ SoftBank 204SH」(シャープ製)に専用ソフトウエアをダウンロードし、「アシストスマホ」モードに切り替えて利用できるサービスで、知的障がい者の連絡や行動を支援するサービスとして厚生労働省が実施する2013年度の障害者自立支援機器等開発促進事業に採択された。また、9月18日より開催される第40回国際福祉機器展に出展し、開発中のサービス内容を紹介する。

 同サービスでは、保護者や支援者が利用者の端末にリンクし、端末の設定や後方支援ができる専用サイトを提供する。専用サイトを通じて、利用者の習熟度に応じたホーム画面の変更や利用するアプリの選択、メールの定型文作成、徒歩用ナビゲーションの目的地設定などが可能となる。なお、サービスの利用料金は無料。

 具体的には、「アシストメール機能」は、利用シーンに応じた定型文やアイコンをタッチするだけで簡単にメール本文が作成できるアシストツール。「アシストナビ機能」は、目的地までの徒歩ルートを検索し、AR(拡張現実)技術により、カメラを通して画面に表示される実風景の中に目的地への方向を矢印で示し、徒歩ルートを表示する機能。「みまもるフェンス機能」は、通勤や通学時の到着地周辺エリアに「みまもるフェンス」を設定することで、指定した時間に該当エリアに到着したかどうかをあらかじめ登録した保護者や支援者のメールアドレスに知らせる機能。

 また、同サービスの提供にあたり、就労支援機関や障がい者を積極雇用している企業とパートナーを組み、サービス内容の紹介を広く行っていくことで、利用者やその家族が安心して利用方法の相談や購入の検討ができる環境を提供していく。

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