Linus Torvalds氏のSSDドライブが故障、Linuxカーネルの開発作業に影響

2013年9月12日 17:20

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 Linuxの開発リーダーとしておなじみLinus Torvalds氏がメインで使っているワークステーションのSSDストレージがお亡くなりになってしまい、そのためにLinux 3.12カーネルの作業が中断しているそうだ(本家/.)。

 Linusの投稿した「RIP — dead harddisk..」というメッセージによると、当日分のpullはほぼpushしていたそうで、失われたデータは多くはないという。しかし、現在git.kernel.orgに含まれていないpullリクエストやパッチがある場合は再送したほうが良いとのこと。

 ディスクはリカバリ出来ておらず、ブートセクタも復旧できていないため希望は薄いとのこと。復旧できない場合、残りのmergeは別マシンで行うとのこと。Linus曰く、この出来事がmergeウィンドウ開始タイミングで起きなかったことが唯一の救いだそうだ。

 ちなみにバックアップは無いとのこと。後に投稿されたメッセージによると、Linusはリプレース可能なマシンを使う形を取っているとのことで、大事なものは基本複数台のマシンに載せており、キーなどは別の暗号化されたされたUSBメモリに入れているとのことだ。

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