ドコモのiPhone販売、ほかの端末メーカーへの影響は

2013年9月12日 19:30

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ドコモがiPhoneを販売することが正式に発表された。これによってほかの端末メーカーへの影響が出るのかどうか、議論になっている。

 日刊工業新聞の記事(掲載は朝日新聞)では、「各社は慌てていない」とし、ドコモが全端末販売のうちiPhoneの販売割合は3割程度に抑える方針であることと、NECやパナソニックがスマートフォン事業から撤退している点を理由として挙げている。今後ドコモ向けにスマートフォンを出すのは富士通とシャープ、ソニーの3社だけなので、この3社が残りの7割を分け合うというのを意識しているようだ。

 いっぽう、SankeiBizの記事では「さらに厳しい状況に追い込まれるのは避けられそうにない」とされている。実際、2013年4~6月期のスマートフォン販売においてスマートフォン購入者のうちauの6割、ソフトバンクの9割がiPhone 5を購入したという結果があり、ドコモ側の「3割程度に抑える」というのが本当に可能なのかどうかは分からない(意図的に販売数を制限するということを行わない限りは)。

 また、海外メーカーはAppleだけでなく、SamsungやHTC、LGなども端末を出している。ドコモの「3割」発言で国内メーカーは安堵しているかもしれないが、今後どうなるか注目したい。

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