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EFFのジョン·ギルモア氏、IPSEC規格にNSAが関与していたと示唆
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 電子フロンティア財団の創設者であるJohn Gilmore氏による同財団メーリングリストへの投稿によれば、IPSEC IETF規格委員会でIPSECの暗号化を決める際、米国家安全保障局(NSA)関係者が指導的役割を占めていたという。その結果、作られた規格は非常に複雑なものになり、外部の人間がセキュリティ検証を行うことも難しい内容となったようだ(メーリングリストへの投稿、本家/.)。
また同氏のチーム(FreeS/WAN)は、IPSECのLinux実装を担当していたが、彼らが担当していたパケット処理コードは、NSA関係者の妨害によりLinuxカーネルのデフォルトとしては採用されなかったという。実装されたシステムはNSAからどのような影響を受けているかは彼には分からないとしている。また、携帯電話の暗号化関連の作業でも、NSAの関係者が規格委員会に嘘をついており、結果として暗号化技術に問題があったと示唆している。
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