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三井住友銀、カード型ワンタイムパスワード生成機を導入 暗証カードは廃止へ
パスワードカードのイメージ(画像:三井住友銀行)[写真拡大]
三井住友銀行は9日、10月21日より、同行の個人客向けインターネットバンキングサービス「SMBCダイレクト」に新たにカード型のワンタイムパスワード生成機「パスワードカード」を導入すると発表した。
インターネットバンキングの取引画面に偽画面を表示する等により、顧客の暗証カードの番号を詐取し、不正な取引を行う犯罪が発生していることに対応するため、三井住友銀では今年1月より、これらの犯罪に対して有効なワンタイムパスワードのパスワード生成機を希望者に無料で提供し、暗証カードと併用して利用してもらうことでSMBCダイレクトのセキュリティ強化を図ってきた。
今回、更なる強化策として、カード型ワンタイムパスワード生成機「パスワードカード」を導入する。「SMBCダイレクト」を新規に契約する全ての顧客、及び既存の契約者で切り替えを希望する顧客には「パスワードカード」を無料で提供する。「パスワードカード」の利用者ついては、振込等の重要取引等を実施する際の本人認証をワンタイムパスワードのみとする。今回導入する「パスワードカード」は、従来のパスワード生成機よりも携行性に優れ、将来的な不正取引対策への拡張性も兼ね備えていることが特長。
「パスワードカード」は、特定のボタンを押すとパネル上にワンタイムパスワードが表示され、振込等の重要取引や住所変更等を行う際に表示されたワンタイムパスワードを画面に入力する仕組み。オプション機能として、ログイン時にもワンタイムパスワードを利用できるほか、「パスワードカード」の紛失に備え、「パスワードカード」を起動させるための暗証番号も設定できる。
なお、暗証カードの新規発行は停止する。既存の契約者についても「パスワードカード」への切り替えを積極的に推奨し、現行の認証方式は一定期間経過後に廃止する予定。
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