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運転中の人物へのメール送信、事故が起きた場合送信者も責任を問われる?
あるAnonymous Coward 曰く、 交通事故の原因がテキストメッセージのやり取りとされる場合、運転者だけでなくその運転者にメッセージを送信した者も法的な責任を負う可能性があるとの判決が米ニュージャージー州控訴裁判所で下された(CBS New York、本家/.)。
この判決は2009年に起きたピックアップトラックとオートバイとの衝突事故に対して下されたものとのこと。衝突の直前に運転者であった男性が17歳の女子からテキストメッセージを受信し端末を操作したことが事故原因とされている。裁判でこの女子が責任を問われることはなかったが、判決では「テキストメッセージを送る者は、その送信相手が運転中にそのメッセージを読むことを知っていたり、知るに足る特別な理由があったりする場合にはメッセージを送信しない義務がある」と付け加えられたとのこと。
この判決が/.本家などで物議を醸しており、「事故を起こした人物がその責任を他者に負わせることになる」や「相手が運転中であると知っている場合についてだから道理は通る」など様々な意見が飛び交っている。
なお、判決を下した裁判官らは運転者へのテキストメッセージ送信に対する法的責任を明確にすることで携帯電話でメッセージをしながらの運転の危険性に関する社会の意識を高めたいとのことだそうだ。
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