Googleの自律走行車2500台がUber社で採用される、という虚構記事に本家/.が騙される

2013年8月29日 06:00

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 英語版TechCrunchで、タクシー予約サービスを提供するUber社が2023年にGoogleの自律走行車を2500台採用するという記事が掲載されている(TechCrunchCNET本家/.)。

 自律走行車のスペックからタクシー運転手の労働問題まで含んだ長文で、日付のトラップに気がつかなければ本当の記事と間違うようなクオリティになっている。本家も最初引っかかった模様で真剣なコメントが数多く書き込まれている。ただし先日、Googleのベンチャーキャピタル部門がUber社に対して2億5800万ドルを出資を行っているなど、GoogleがTechCrunchの記事のような方向で自立走行車を実用化したいのは事実であるようだ。

 Googleは自律走行車の開発はそれなりに進めているが、市販製品の製造については苦戦しているそうだ。WIREDの記事によると、GoogleがOSを提供して各メーカーがハードウェアをつくるAndroid方式で自動車メーカーと提携を試みたがうまくいかなかったという。結局自社で自動車を設計開発することも検討しているが、販売網(とサポート)、自律走行車の公道走行に関する法律が存在していないなど課題は多い。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | Google | 交通

 関連ストーリー:
トヨタ自動車、CES にて自律走行車両の試作品を出展 2013年01月09日
Googleの自動運転車両、延べ走行距離が30万マイルに達する 2012年08月11日
Google の自動運転自動車がネバダ州で免許取得 2012年05月11日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事