NTTコム、セキュリティ上の脆弱性があるブロードバンドルータの利用調査を実施

2013年8月20日 18:47

印刷

 NTTコミュニケーションズは20日、インターネット接続サービス「OCN」において、契約者以外の第三者によるインターネット接続用認証ID・パスワードの不正利用を防止するため、2013年8月20日から10月31日までの間、OCNの利用者を対象に、セキュリティ上の脆弱性が判明している特定のブロードバンドルータの利用調査を実施すると発表した。同調査により当該機器のセキュリティ脆弱性が確認された顧客には、NTTコムより個別に連絡し、ファームウェアの更新と認証パスワードの変更を要請していく。

 NTTコムのOCNにおいては、2013年6月26日の発表のとおり、契約者以外の第三者がインターネット接続時に必要なOCN認証ID・パスワードを不正に利用してアクセスし、認証パスワードを変更する事象が発生。この原因について調査した結果、ロジテック株式会社より過去に販売された無線LANブロードバンドルータの特定機器におけるセキュリティ上の脆弱性により、機器に設定されたOCNの認証ID・パスワードを外部から取得された可能性が高いことが判明した。

 NTTコムは、これまでOCNの利用者に対して認証パスワードの定期的な変更とブロードバンドルータのファームウェア更新を要請してきたが、このような状況を踏まえ、不正利用防止を徹底するため、OCN利用者を対象にセキュリティ上の脆弱性が判明している該当のブロードバンドルータの利用に関する調査を実施するとともに、当該機器の利用が確認された顧客には不正利用防止に向けた対応を個別に要請することとした。

関連記事