太陽磁場の反転、数カ月後に迫る

2013年8月16日 15:02

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 約11年周期で知られる太陽磁場の反転が、数カ月以内に迫っているという(ナショナルジオグラフィック)。

 約11年に1度、黒点の数がピークに達する太陽活動の極大期に極性が反転するのが通常のパターン。磁場の反転すると、「太陽圏電流シート」に大きな波が生じ、地球の周囲の宇宙天気が不安定になると考えられている。太陽圏電流シートには内太陽系への宇宙線の侵入を防ぐバリアとしての役割があるため、この変化は、外宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線の量に影響がでるという。このため、宇宙飛行士や宇宙探査機、地球の雲量や気候への悪影響も懸念されているとのこと。

 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | サン・マイクロシステムズ | 宇宙

 関連ストーリー:
太陽観測衛星「ひので」が太陽極域磁場の反転を捉える 2012年04月21日
太陽黒点が消滅し、地球が小氷期入りする可能性 2009年08月25日
次の太陽極大期の活動度は前回の5割増 2006年03月08日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事