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3Dプリンタを使って特殊な鍵を複製する
あるAnonymous Coward 曰く、 ドアノブや鍵などを製造しているSchlage社は、Primus locksと呼ばれる簡単に複製できないよう特殊な形状をした鍵を販売している。この鍵は簡単にコピーできないため、政府施設、医療現場、拘置所といったセキュリティを重視する場所で使用されているという。しかし、現在ラスベガスで開催中のDEF CON 21上でMITの学生David Lawrence氏とEric Van Albert氏が。3Dプリンタを使ってこのSchlageのPrimus locksを複製することに成功したことを発表している(Forbes、本家/.)。
彼らはSchlageのマニュアルや特許を研究、キーの上部にカットされている6個の数字とサイドカットのパターンを解析、モデリングソフトで正確に再現することに成功した。そしてフラットベッド・スキャナと前述の自作ソフトウェアで鍵の情報をコピーし、3D出力サービスに出力を依頼したという。3Dプリントを依頼したうちの1社は鍵のプリントを拒否したが、もう1社はiMaterialiseは製造した鍵を郵送してきたそうだ。なお記事によると、出力代金はナイロン素材の場合5ドル未満だという。
Primus locksの写真を撮って彼らのソフトウェアモデリングし、3D出力サービスに出せば簡単に複製が可能になるとしている。
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