中部電、首都圏で電力販売へ ダイヤモンドパワーを買収

2013年8月7日 17:40

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プロジェクトスキーム図(画像:中部電力)

プロジェクトスキーム図(画像:中部電力)[写真拡大]

 中部電力は7日、三菱商事より同社の100%子会社で特定規模電気事業者のダイヤモンドパワーの株式80%を取得することで合意し、株式譲渡契約を締結したと発表した。

 また、中部電は同日、三菱商事および日本製紙と、10万kW級の石炭火力発電設備を建設・運営する発電事業会社(以下、新会社)の設立を定めた合弁契約書を締結した。新会社の所在地は日本製紙富士工場鈴川の敷地内(静岡県富士市)で、資本金は約26億円の予定。出資比率は三菱商事70%、日本製紙20%、中部電力10%。運転開始は2016年5月の予定。

 これらにより、中部電は、将来の収益基盤を拡大するため、首都圏を中心とした50Hz地域における電力販売事業の実施を検討していく。

 中部電は、50Hz地域における電力販売事業を実施するにあたり必要となるノウハウ、インフラ(電源、顧客基盤、電力需給管理手法)を効率的に確保するために今回ダイヤモンドパワーの株式を取得し、同社の事業を継続するとともに、新会社の設立に参画する。ダイヤモンドパワーは今後、新会社から仕入れた電気をベースに電力卸売・小売を実施する。

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