【今日の言葉】資金供給量と株式時価総額

2013年8月2日 12:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  『資金供給量と株式時価総額』=日銀が発表した7月末の『資金供給量』(マネタリーベース)は6月に比べ約1850億円増えて173兆3100億円と過去最高となった。4月の異次元金融緩和政策によるものである。

  問題は供給された資金がどこに向かうかであろう。いくらお金がジャブジャブ状態とはいっても借りると利息が発生する。「借金して設備投資をして物を作って売って儲ける」、ということは昔ほど簡単ではない。土地神話も終っているから土地転がしで稼ぐことも難しくなっている。結局、株式市場に向かう可能性が強いのではなかろうか。

  7月末の資金量は株式時価総額411兆円に対し4割を超える。今後、資金供給量はさらに増加し2014年末には270兆円規模と指摘されている。資金供給量の多くが株式市場に回るとすれば株式時価総額はバブル当時の600兆円台にまで膨張する可能性を含んでいる。株式に弱気はできない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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