東武鉄道、トップツアーを買収　旅行・観光事業を強化

　東武鉄道は7月31日、トップツアーの持株会社であるティラミスホールディングスの株式を取得し、子会社化すると発表した。

　ティラミスホールディングスが保有するトップツアーは、全国に116か所および北米、アジア、欧州、豪州のネットワークを有する旅行会社。同社の買収により、これまで関東地方に集中していた東武グループの旅行サービスのプレゼンスを全国に広めることが可能となる。また、トップツアーは特に訪日旅行、団体旅行の分野において強みを有していることから、全国および海外から東京スカイツリーのほか、日光・鬼怒川温泉等の観光地への送客等により、沿線の活性化に寄与すると期待されている。

　加えて、東武トラベルをはじめとする東武グループ各社への様々なシナジー効果も期待できると判断し、今回ティラミスホールディングスの全株式を取得することを決定した。