Androidのroot権限はもう要らない?

2013年7月31日 17:03

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 Android 4.3ではユーザーの権限に対するより強力な制限機構が追加されているそうで、root権限でのプログラム実行や、プロセスが実行できる操作がより強く制限されているそうだ。これを受け、Androidのカスタムファームウェア「CyanogenMod」の開発者Steve Kondik氏が、「root権限の死」というエントリをGoogle+で公開した。

 このような制限下では、root権限を取得したとしても実行できる処理は限られるという。さらに、バックアップやリストアツール、ファイアウォール/DNS解決者管理、カーネル・チューニングといった必要とされる多くの機能はroot権限なしでも実現できるそうだ。このためリスクの大きなrootの開示は必要ないのではないかと氏は考えているようだ。そのため、今後はAPIや拡張機能を提供することによって必要な機能を追加していくほうがよいのではと考えているという(本家/.)。

 しかし、本家のタレコミ人は、新しい考え方は予期しない使い方から生まれる。この種のトップ・ダウン的な思考は、潜在的な可能性を縮小することになるとSteve Kondik氏の考えに疑問を抱いている。

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