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チャンドラX線観測衛星、系外惑星をX線で初めて検出
Image credit: NASA[写真拡大]
アメリカ航空宇宙局(NASA)は7月28日、チャンドラX線観測衛星とXMMニュートン観測衛星を用いて、X線で初めて系外惑星を観測し、検出したことを発表した。
発表によると、観測対象となったのは系外惑星「HD 189733b」で、チャンドラX線観測衛星の観測で6回のトランジットを検出した。「トランジット法」は系外惑星の恒星面通過をとらえ、恒星の周期的な減光で系外惑星を特定する手法で、これまで主に可視光による観測が行われていた。
今回の成果について、スミソニアン天体物理学センターのカーチャ・ポッペンヘンゲル(Katja Poppenhaeger)氏は「可視光のトランジット法によってこれまで数千もの系外惑星が観測されていますが、新しい情報を得るために、X線観測は非常に重要です」と述べている。
「HD 189733b」は2005年に発見された系外惑星で、地球から約63光年離れており、地球に最も近い系外惑星の一つである。恒星からの距離はわずか460万kmで、片方の半球は常に恒星に面しており、大気の温度は1000度以上あり、ホット・ジュピターに分類される。
写真=NASA。
■NASA's Chandra Sees Eclipsing Planet in X-rays for First Time
http://www.nasa.gov/mission_pages/chandra/news/exoplanet-HD189733b.html
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