ユニクロ、シルクとカシミヤ商品を全世界で順次発売

　ユニクロは30日、今シーズンより、最高品質のシルクとカシミヤ商品を、日本を含めた世界14の国と地域のユニクロ店舗およびオンラインストアで順次発売すると発表した。

　高級素材を使用しているためこれまであまり身近な存在ではなかったシルクとカシミヤ商品を、最高の品質かつリーズナブルな価格で提供する。今回、あらゆる顧客に高品質なシルク、カシミヤを日常生活で楽しんでもらえる商品ラインアップを用意。シルク商品（ウィメンズのみ）は、18型約90色柄（1,990円～5,990円）で中心価格は3,990円、カシミヤ商品（メンズ、ウィメンズ）は、42型約330色柄（1,500円～9,990円）で中心価格はメンズ7,990円、ウィメンズ5,990円で展開する。

　これまでユニクロでは、シルクとカシミヤの希少さゆえに素材の確保が難しく、シルク商品の取り扱いは旗艦店や大型店といった一部店舗のみ、カシミヤ100％商品も国内では2010年から一部店舗のみに限られていた。今回、世界トップクラスのシルクとカシミヤ工場をそれぞれパートナーとし、また、服作りの源流である素材調達にまで目を向けたことで、質、量ともに安定的に確保することが可能になった。そのため、シルク商品を初めて全世界で展開し、さらにカシミヤ100％商品は4年ぶりに国内全店展開を再開する。

　ビジュアルは、フランスのファッションマガジン「purple FASHION」で編集長を務めるオリヴィエ・ザム氏が担当し、シルクとカシミヤ商品の魅力を最大限に伝えるビジュアルを撮影した。シルクは女性の美しさを表現する「花」をモチーフにし、カシミヤは肌に気持ちいい、上質なリラックス感を表現するために、「家具（椅子）」をモチーフにしている。これまでのユニクロにはなかった、着る人の気分や生活を投影し、高品質な素材を日常的に着る贅沢感や充足感を表現している。

　これらの世界観を体現するキャストとして、シルクプロジェクトのイメージキャラクターには、イギリス出身のモデル、リリー・ドナルドソンを起用。ウィメンズのカシミヤプロジェクトには、アメリカ出身の女優、クロエ・セヴィニー、メンズは今回のビジュアル撮影を担当する世界的に活躍するカメラマン、ライアン・マッギンレー本人が登場する。