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自動採血ロボット、開発中
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 米カリフォルニア州のベンチャー企業Veebotが「自動採血ロボ」を開発中だそうだ(本家/.)。
このロボットシステムは、上腕式血圧測定器のような装置と採血用のアームから構成されているという。カフを膨らませて患者の腕を固定すると共に血流を制限し血管を浮き上がらせ、腕を赤外線で照らしカメラで撮影、この映像からソフトウェアを使い採血に適した血管を探し出す仕組みだという。更に超音波で採血に適する血管の太さであること。そして血流があることを確認した上で針を刺すとのことだ。患者一人につき所要時間は1分程度、人間は試験管やIVバッグを取り付ける作業のみを担当する。
このような採血ロボは薬の治験などで特に役立つと考えられるという。治験の場合1時間毎に数十人の被験者の採血を行うこともあるそうで、治験を行う企業1社につき最大で年間10万人単位での採決が行われるという。
現時点での血管識別の正確性は83%とのことで、これは人間と同程度であるとのこと。臨床試験前にはこの確立を90%にまで上げたいとしている。
動画入りのIEEE Spectrumの元記事はこちら。ロボットによる採血に/.Jerの皆様は身を委ねられるだろうか?
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