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【株式評論家の視点】上昇トレンドの中の一呼吸場面へ、決算発表が当面の焦点に
<相場展望>(7月29~8月2日)
7月第4週の週末、26日の日経平均は、前日比432円安の1万4129円と、大幅に3日続落した。そうした弱いムードが引き継がれ、NYダウは3ドル高と小幅続伸したにも関わらず、26日のCMEの円建て日経平均先物相場は1万3945円と、1万4000円を割り込んでしまった。
ただ、26日の相場を見て感じたのは、取り立てて売り崩しのような動きは見られず、なだらかに下げたということ。参院選の自民圧勝で先高ムードが醸成されてはいたが、選挙直前の19日高値1万4953円を抜けなかったため、ヘッジファンドがひとまずポジション調整の動きに出たことが下げの要因。従って、1万4000円は割り込んではきたが、ここから下方にトレンドが転換するとは考えにくい。
円についても同様だ。26日のNY市場では1ドル=97円台に円高の動きが強まってはいるが、米国の景気回復期待、金利高を背景に、基本的なドル高・円安の波動は変っていないと思われる。
今3月期の第1四半期の決算発表が始まったが、今のところ市場が期待したほどには良くない。そこから、ひとまず今後の発表を待ちたいとのムードも生まれているようだ。8月は夏のバカンス入りで、海外投資家の買いがトーンダウンする可能性もある。今週は相場リズム上の微調整局面入り面となりそう(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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