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倒産したAtari、3億ドル近くの負債があるとしてAtariに訴えられる
ymitsu 曰く、 今年初めに倒産し、現在その資産が競売にかけられている米Atari Inc.と、その親会社である仏Atari SAが揉めているようだ(本家/.の記事、TechEYEの記事)。
現在、仏Atariは米Atariを相手に訴えを起こしている。その内容は、「米Atari Incとその関連会社である米Atari Interactiveは、仏Atari SAとその子会社である仏Atari Europeに対し、資金の融資などにより合わせて2億9100万ドルの負債がある」というもの。仏Atari SAは元々はインフォグラムという会社で、旧・米Atari Incの買収後に「Atari SA」に改名した経緯がある。つまり、買収でAtariを子会社にしてブランド名をゲットした親会社が、その子会社となったAtariに巨額の債務返済請求を行なうという、なさけ無用の状態となっている。
一方、米Atari社の資産の競売は、旧Accolade社の資産を始めとして順調に進んでいるとのこと。ただし、「ローラーコースタータイクーン」と「テストドライブ」という、おそらく日本にもファンが多いと思われるビッグタイトルに加え、Atariの原点であり未だに熱狂的なファンがいる旧Atari Inc.のクラシックタイトル(1993年に一度身売りされる以前の資産)の競売の結果が出ていないとのこと。
この件に関して、Atari User(8bit時代からの熱狂的Atariファンサイト)の記事では「米Atariの資産を売り払った後も手元にAtariブランドを保持しておくための、仏Atariの策略ではないか」と訝しんでいる。また、本家/.の編集者は「autocannibalism(自分の足を食うタコのようなもの)」と評している。
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