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メディパルと三菱商事、中国でヘルスケア事業を拡大 現地医薬品卸に出資
メディパルホールディングスおよび三菱商事は26日、中国・北京市の医薬品卸である国薬控股北京天星普信生物医薬有限公司(以下、北京天星)の株式をそれぞれ20%取得したと発表した。
メディパルと三菱商事は、成長著しい中国でのヘルスケア事業参入への足掛かりとして、2009年10月に中国最大の医薬品卸である国薬控股(以下、国薬)と包括提携した。また同時に、国薬傘下の北京市在医薬品卸である国薬控股北京華鴻有限公司(以下、北京華鴻)の株式を取得した。
今回は国薬との更なる提携事業として北京天星に資本参加し、北京華鴻と合わせ、上海市と並ぶ中国最大の北京市医薬品卸市場でトップクラスの企業グループを形成する。これにより、中国での医薬品卸事業の基盤強化を図り、急ピッチで進む中国の医療制度改革に対応した総合ヘルスケア事業を展開していく。
国薬の知見や中国ヘルスケア市場での確固たる経営基盤に、メディパルと三菱商事が日本市場で培った物流・営業効率化ノウハウや病院向け総合ソリューション機能を付加することで、日中合弁企業としてのプレゼンスを高めていく。また、国薬との包括提携を継続しながら医薬品、医療材料・機器の流通や病院内の物流管理業務を効率化し、中国の医療費の削減に寄与していく。
なお、北京華鴻は、北京市を代表する大病院と医薬品の院内物流管理業務(SPD:Supply Processing and Distribution)の受託契約を締結した。日本で活用されているSPDシステムやノウハウが中国の病院で本格導入されるのは初めてであり、今後北京華鴻と北京天星の両社でSPD事業を核とした中国の病院アウトソース事業の受託拡大を目指していく。
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