MSのバルマーCEO、100万台のサーバーを自慢する

2013年7月22日 14:01

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 7月18日、MicrosoftのCEOであるスティーブ・バルマー氏が、Worldwide Partnerコンファレンス上で「同社のデータセンターには100万台のサーバーがある」ことを披露した。GoogleやAmazonとライバル企業に類する強力なサーバー環境であることを自慢したいようだ。しかし、ITWorldのNancy Gohring氏記事によれば、バルマーは根本的な部分で勘違いをしているのではないかという。AmazonやGoogleなどの企業は、公式にはサーバーの台数を発表しておらず、ネットで知られている数字の多くはアナリストなどが設置面積や消費電力などのデータから類推したものだ(ITWorldJames Hamilton's Blog本家/.)。

 また、Amazon WebサービスエンジニアのJames Hamilton氏は、ブログ上で「我々はサーバー数だけを自慢しない。1ユーザあたりの年間電力消費量や1ユーザあたりのサーバー数といった効率的な運用について考えるべきだ」と語った。同氏は、100万台のサーバーが42.5億ドルの資本を必要とし、年間2.6TWhの電力を消費(米国家庭の平均消費電力の23万件に匹敵する規模)のだと分かっても、これが良いか悪いかというのは、何に使われているか分からなければ意味がない、としている。

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