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Oracle、BerkeleyDBのライセンスをひっそりとAGPLに変更
あるAnonymous Coward 曰く、 先月、Oracleが権利を持つBerkeley DBのライセンスをSleepycat License(日本語訳)からAGPLに変更していたことが判明した(本家/.)。
Sleepycat Licenseはそのソフトウェアを利用する付随ソフトウェアのソースコードについても公開を必須とするGPLに似たライセンスであり、AGPLとも近い。ただし、Sleepycat LicenseとAGPLの違いとして、AGPLはリモートネットワーク経由でその派生物を利用するユーザーに対してもそのソースコードを公開する必要がある点がある(InfoWorldの記事)。そのため、WebアプリケーションのバックエンドなどでBerkeleyDBを使っている場合、対応が必要となる可能性がある。
AGPLはGPLv3にも近いライセンスであり、copyleftを支持する人たちにとっては歓迎かもしれないが、BerkeleyDBの権利を持つOracleがcopyleftを広めたいと思っているとは思えない。本家/.記事では、「不安を煽って非オープンソースな製品を買わせるためのOracleの策略ではないか」と勘ぐられている。ただ、オープンソースの代替品もあることからDebianコミュニティでの議論では「Oracleの処置はBerkeleyDBを忘れさせるだけだ」などといったコメントもあるようだ。
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