CCCがアニメ製作事業を開始、エンタメ分野でSPAモデルを展開

2013年7月3日 18:40

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 全国にTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)のエンタテインメント事業本部は3日、同事業本部が管掌する子会社である株式会社アース・スター エンターテイメントを通じてアニメ製作事業を開始すると発表した。今回7月3日より第1弾となる作品「てーきゅう」のDVDをプライベートブランド作品(PB)として全国のTSUTAYA店舗にてレンタルする。

 「てーきゅう」は、1話90秒という短い時間内に原作漫画12ページ分を詰め込むという前代未聞の"スーパー高速アニメ"ぶりがアニメファンの間で「カオス過ぎる!」と話題を呼んだ人気テニスコメディアニメ。今後年度内に、今秋アニメ放送される話題の女子プロレスアニメ「世界でいちばん強くなりたい!」、女子高生による登山を描いた「ヤマノススメ」をはじめ「血液型くん」「まんがーる!」など5作品をリリースする予定。

 CCCのエンタテインメント事業本部は、TSUTAYA店舗の展開のみならず、国内外におけるエンタテインメントコンテンツの調達・開発を行っている。アニメ作品の製作については、事業本部内で原作となるコミックの発売に向けたコミック雑誌の企画・発売から、コミックかアニメ作品のテレビ放映に向けた権利販売、DVD発売ならびに店舗におけるレンタル流通までを手掛ける。衣料販売におけるSPA(Specialty Store Retailer of Private Label Apparel)モデルと同様に、作品の企画から、製造、小売までを垂直統合したエンタテイメント分野に一貫した事業モデルであることに加えて、雑誌・書籍・DVDそれぞれのステージにてTSUTAYAを軸にした流通も手掛ける。

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