複雑なコードは悪いコードか

2013年7月3日 06:00

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 プログラミングにおいて簡潔に書かれているコードが良いコードであり、一方で複雑なコードを書いたプログラマーには技量が無く、複雑なコードはどんな馬鹿でも書けると思われがちである。だがDr. Dobb'sの編集長Andrew Binstock氏は、こうした二分法的な考え方はいかがなものかと批判している(本家/.Dr. Dobb's記事)。

 Binstock氏は、複雑なコードを書くのは難しく、どんな馬鹿でも書けるものではない、そして複雑な問題には複雑なコードが必要なのだと述べている。複雑なコードを、下手に書かれたコードと同一視するのは間違いであるとしている。

 Binstock氏の定義によれば、簡潔さとは理性的で中立的であることなのだという。つまり、簡潔に書かれたコードとは、潜んでいる複雑さを説明する限りにおいては複雑にもなりえるため、簡潔に書かれたコードが極めて複雑である場合もあるのだ。良いか、悪いか、といった二分法的な考え方はプログラミングには内在しないとのこと。

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