デジタルガレージとクレディセゾン、起業支援やビッグデータ事業で業務提携へ

2013年7月2日 12:20

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 デジタルガレージとクレディセゾンは2日、国内外におけるスタートアップ企業のインキュベーション事業やビッグデータ領域における事業について業務提携することで基本合意したと発表した。

 デジタルガレージとクレディセゾンは、2013年3月に発表した、デジタルガレージグループでオンライン決済事業を担うecontext ASIA Ltd.(本社:香港)へのクレディセゾンの出資とこれに伴う日本を含むアジア市場における決済サービス事業の共同推進を通じて、すでに事業連携に着手している。今回の業務提携はこれを決済サービス事業以外の領域に広げるものとなる。

 今回両社は、「デジタルガレージのインキュベーション(起業支援)事業を通じたスタートアップ企業の共同育成及び事業連携」「ファンド等を通じた有望企業への共同出資及び共同インキュベーション」「両社が持つノウハウやサービス、リソース等を活用した、デジタルガレージが推進するビッグデータ事業を含む広告マーケティング事業における連携及び協働による新規サービスの提供」において業務提携することで基本合意した。

 インキュベーション事業連携においては、クレディセゾンが有する約3,500万人のカード会員や約890万人のネット会員のデータリソース、有効期限のない「永久不滅ポイント」とそれを活用したポイントサイト「永久不滅.com」等と連動したサービスの開発に必要な技術情報などを、グローバルに活動する起業家志向のエンジニアを支援するOpen Network Labを始めとしたデジタルガレージのインキュベーションセグメントに提供し、新たにネットビジネスを切り開いていくスタートアップ企業の共同育成及び事業連携を推進することを計画している。

 また、ビッグデータ領域における事業連携では、デジタルガレージや同社グループが有するネット決済やリコメンデーションエンジンの運営、消費者向けサイトを通じて構築したメディアデータベースと、クレディセゾンが有する会員の属性・購買履歴などのデータベースの連携の可能性を追及し、質の高いリサーチ/マーケティング支援事業、O2Oソリューション、決済サービス、新規サービスの提供を目指す。

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